ガンダム00の話をしよう

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新シリーズ00。ほとんど前情報集めてません。ていうかSEEDのときも集めてませんでした。Destinyは期待していたので集めていたのだけれど。SEEDが28話で大化けし、36話でいったん盛り上がりの頂点に達したことからつい感想ページなどを始めてしまいましたが、せっかくなので今回も軽くやってみようかと。途中で無茶なことになるといいのだけれど。

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10月7日 第1話「ソレスタルビーイング」

キャラの紹介が雑すぎる感じがあります。正直、主人公の名前すらよく分からない(さすがにそれくらいは知っているが)脚本はどうなのだろう。描写的には機械に力を入れていく傾向なのか。やな予感。音響関係にちょっと今までの漫画っぽさから変えている節があって微妙な違和感がある。

最初の空から降ってくる、ストライクにファーストの肩と頭をつけたようなものが一応引きネタなのかしら。まだ見所がさっぱり分からないので淡々と視聴継続予定。

10月13日 第2話「ガンダムマイスター」

世界説明とガンダムお披露目をもう一回やっただけかよう。ガンダム側が戦闘で負ける絵が今のところまったく浮かばないなあ。全世界の共通の敵になることで、みたいな話にしかけているようではあるのだが。「イヤなイヤなイヤな奴」?

軌道エレベータがある世界でスリランカだと、「楽園の泉」を連想せざるを得ないがきっと考えすぎ。もちろんスリランカは赤道上にないので本来は作れない。あと、スペースコロニーはないっぽいのな。オービタルリングはあるように見えるけど。

10月16日 SEED Destiny におけるモビルスーツ破壊描写

私のウェブサイトがいきなり有名になったきっかけである駄文にゅうすで見かけたリアルロボットって何さ?って記事が面白かった。たしかにDestinyは妙に凝った破壊を見せる回があった。全然気にしていなかった視点なので新鮮。

10月20日 第3話「変わる世界」

……いつまで設定説明やってるんだろう。力押ししかないしなあ。カタストロフもないし。うう盛り上がりに欠ける。なんでビームサーベルなんて単語がさっと出てきたのだろう、とか一瞬思ったが、ユニオンでも開発中ってことか。

追記。……ものすごく頭の悪いツッコミがこの項に入った。カタルシスじゃないの?とかいう。むしろカタルシスは誤用が多すぎて全く使いたくないタイプの単語なのだがな。カタストロフ→大惨事・破局 であって、ガンダム序盤のお約束のコロニーが壊れたりするような派手さが見られないってことだよ。

10月27日 第4話「対外折衝」

……この番組、ちゃんと商売する気あるのか? どうも不満が溜まる作りだ。

政治話がどうこうとか言い出すのは自己正当化したいダメなタイプのヲタだけですよ。声がでかすぎるのは確かだが、製作者側が露骨に惑わされている気がする。軍事関係もそう。”リアル”をアニメに求めてるなんてのは幻想ですよ。巨大物を二足歩行させている時点でおもちゃだってのに。それに説明台詞率が異常に高すぎて困る。

だいたい、300年前って江戸時代だぞ。外挿が度を過ぎていると思う。架空の世界にしておけばよかったのに。30年前に今の世の中を予見できたはずもない。

グラハムやセルゲイの追っかけっぷりを見るのが一番の見所になってるよなあ。次回以降少しずつキャラ掘り下げをしてくれそうなので少し期待。

10月28日 第4話のタリビア戦略

何か覚えがあるなーと思ったら(たぶん)筒井康隆のショートショートにあった話に印象が近いんだ。小国が日本に宣戦布告してすぐに無条件降伏して支配下に置かれることで豊かになろう、っていう。でもなぜか日本が降伏しちゃうって落ちだったような。

まあ、今回の話はガス抜きしつつ追従でき、現政権の利益も確保ってあたりなので割と違うんだが。

11月3日 第5話「限界離脱領域」

変な単語を作らないでほしい。あるラインを超えたら助けられないってどんなガンダム設定だよ。加速するってのは逆襲のシャアでつっこまれすぎてたのをそのまま生かした感じだな。なんだかなー。しかし描写が気になって仕方がないのでざっと計算してみる。力学なんて大学1年の教養課程以来だ。

地球の半径を0.6万kmとする。低軌道ステーションの高度が1万kmと言っていたので重心からの距離1.6万km。静止軌道の高度は3.6万kmで重心からの距離4.2万km。

重力は、地上を1Gとして、ステーションでは(0.6/1.6)²G=0.14G。静止軌道では(0.6/4.2)²G=0.020G(うわ、初めて考えたがかなり小さいんだな)。静止軌道では遠心力が重力とつりあっている。軌道エレベータなのでステーション高度でも静止軌道と同じ角速度をもっているため、ステーションでの遠心力は 0.020G * 1.6/4.2 = 0.0076G。というわけで合計してステーションでは地球重心方向に0.13 か 1/7 か 1/8 G でいいや。ふーむなるほど。タワーを中心に回して人工重力ってやってたけど、まあ床を斜めにすればアリか。凄いコリオリ力がかかりそう。でも、切り離されたからといっていきなり浮いちゃったのは変な感じだなあ。最初にステーションに着いたときの感覚と変わらないはずなんだけど。違う、切り離したら自由落下開始だから無重量になるわ。

静止軌道での地球重心に対して垂直方向の速度が3.0km/s くらいなので、ステーション高度での速度は1.1km/sくらい。円軌道を取るなら、速度は(1/軌道半径)²に比例するので、ステーションでの円軌道に必要な速度は、4.8km/sくらい。つまり3.7km/sぶん加速すれば落ちない。まあ第一宇宙速度が7.9km/sなので、最悪、温度が上がる前にそこまで加速すればいいはずなんだが。重力圏にとらわれるってのが全く意味不明の言葉。

あと、軌道エレベータのシャトルって、乗り心地を維持するために加減速を、地球の重力とあわせて1Gで行うって予定だった気がする。無重量描写をしていたので、減速は重力に任せるってことかいな。上りきるのに何時間かかることやら。まあ時間制限つきで無重量を楽しんでくれってあたりだとは思うけどなー。

正直、話自体は極めて退屈でした。冒頭の今週の話に関係のない説明台詞は実に00っぽいですね。やめてほしい。あれだけリアルどうこう言っておいて超能力とかそっち系でやるのかよ、とか思っちゃうし。それに救出も絶対失敗するはずがないので緊張感がなくて。前にキラが勝ちすぎててDestinyは盛り上がりに問題が、って書いたとおり、ガンダムはぼこぼこ負けるところに面白みがあるものだと思う。


まあ、2chで補足されているのはいつものことだが、コドモってのはポジショントークしか世の中に存在しないと思っているんだな。

11月10日 第06話「セブンソード」

なんで6話でこんなタイトルに。

先週のネット評で「評判がよかったのに視聴率が」とか言ってるバカが普通にいてなんとも。ほめるべきところもないのにけなすところがなかったからなぜか高評価にしてしまう珍妙な志向を持つ古参の声だけでかいヲタは実に気持ち悪い。古典ヒーローもの構造の話をガンダムでやることについて、私は価値を感じません。今さらだけどなんで低軌道ステーションで演習してたんだろうな人革連。常に加速して上昇してステーションについてかなくちゃいけない場所だってのに。

今回も丸々設定の説明と政治っぽいことを台詞のみで行うというつまらない脚本で流石にあきれてきました。アバンタイトルで前回までの影響を完全に台詞で説明するというのは視聴者をなめすぎ。300年経ってるようにとても見えないポジショントークのみで政治らしきものを進める製作者の感覚も信じられません。正直、エンターテイメントではなくて自慰的な世界観の押し付けに成り下がっています。

スパロボには絶対に出るだろうから最後まで見るとは思うけど、今後、シナリオ上の大転回があるまで毎週更新はいったんとめようと思います。20話くらいで天上人が落ちてくるとは思うのだけれど。

12月10日 第10話「ガンダム鹵獲作戦」

おおっちょっと面白くなってきたぞ、とか思った瞬間に冷めるようなことをするからなあ。

”リアル”を下手にやっても大して喜ばれないのに、妙に強調した作り方をしているのはどうかとずっと思っているのだが、せっかくそれなりにやってても、今回のパージした装甲が近くでふわふわみたいに露骨におかしい描写をしてしまうと一発でパーなんだよな。ちなみに髪がなびくのは正しいのですよ。

あと、一人称変化演出はやめたほうがいいと思う。外国で売りづらい。ハリウッド映画では「訳せないから駄目だ」という駄目出しが当然のようにされるという話を読んだ覚えがあるが、サンライズも成功作は国際的に売る気があるようなのだから意識してほしい。コードギアスでもスザクでよくこの技を使ってるんだよな。ほかの方法で多面性を表現してほしいものだ。


ガンダムとは直接関係ないけど、低レベルな評で「破綻している」を連発しているのがよくあるが、この単語を使っている人は単に単語自体の意味を理解せず使っているのだなあとようやく理解した。「行き詰ってどうやっても失敗する」という意味なのに「表現が一見矛盾している」とか「飛躍がある」程度のときにすぐに使いたがるっていうバカが多い上に真似する人も多いという。パズル業界のほうが私はなじみが深いが、そちらでは、途中の推論をミスったままある程度進んだ段階から背理法を使って証明をすると、絶対に失敗がわかった状況で使うことになっている習慣があるのであった。

12月15日 第11話「アレルヤ」

何に驚いたかってスペースコロニーが存在する世界だということを今頃公開したことだ。ないものとばかり思っていたぞ。

2008年1月20日 第15話「折れた翼」

前回引っ張るだけ引っ張っただけあって盛り上がってきた。やっぱ中の人があきらめるまで飽和攻撃だよなー。全く歩きもしないのが気になるけど。あと、コーラサワーがちゃんと活躍して驚く。回避率だけは高いんだな(笑)

観察者と新ガンダムがどうなってるのか気になるのだがさっぱり予想がつかないので次回を待つことにします。

2月24日 第20話「変革の刃」

台詞分割やカット割や音楽の使い方の下手さを置いておけば、だいぶ面白い話になりつつ。ソレスタルビーイング側ですら方向がばらばらなのが分かりにくさを強調しすぎている感が残る。簡潔な仮の目標を示しておくプロットのほうが良いと思うのだがなあ。

いつまで経ってもグラハム、セルゲイ、コーラサワー側のほうが立ち位置や考え方に共感できるのは気のせいではないですよね。カタギリがGNドライブをばらして新型フラッグを作ってくれたりするんですよね。今回ビームサーベルばらしてたし。ていうか人革連は貰ったもの全部いきなり投入しちゃって(あの台詞だと練習すらしてないように聞こえるぞ)全く技術を身に着ける気がないとかそれなんて中華人m(ry。しゃかいふーしですか。それにしてもガンダムマイスターで機体性能にあまり頼っていないのがロックオンしかいない気がする。名前負け。

ところでおねーさん、リアルタイム録音+通信+遠隔バックアップくらいはしてないんですか。


しょぼいツッコミやめてよね、と遠くへ言ってみる。Destinyの感想ページで最初に書いたとおりの好みを私は持っているので、基本小競り合いと説明調の00が好きになりづらいということは分かっていただけるかと。超長期で話を組んでいる節があるので一応期待はしているのだけれどね。SEEDやDestiny並の無茶な止揚やどんでん返しは来るのだろうか。要するに、批判する前に記述者の好みを明らかにしましょうという話。
文学賞の審査員のコメントとかそういう意味ではすさまじく面白いですよ。お前ら自分の小説好きだな!みたいな。(クリエイターとしてはいいことだろうけど。)私はGosickの頃から桜庭一樹ファンなので今回の直木賞のコメントの一部にはたいへん笑わせてもらった。

3月1日 第21話「滅びの道」

まさかコーラサワーがこんなに大活躍するとは。

3月22日 第24話「終わりなき詩」

まさかコーラサワーがやられるとは。 てっきりギャグキャラ補正があるものだと。グラハムは第1期ではもう出なさそうだな。

つーかさー、最初から最後まで基本小競り合いだけで話の面白みに全く欠けるよ。すぐ解説台詞とモノローグで解決させるしさ。刹那のガンダム観の変遷が行動からでなくて内面の問いかけから来ているようにしか見えないしなー。結局第1期は最初から最後まで見所が無茶なMSの動きだけになりそうってのががっかり。単発じゃないメロドラマとどんでん返しがほしいです><

しかしアレだなー、わざわざそれっぽく演出しまくった序盤の振りがほとんど逆効果というか。デュナメスの大気圏外狙撃能力が知られてしまった予定外だ……っとか言ってた割には国連軍は全く対処していないし、プトレマイオスの居場所探査に苦労していたのが解決したのは説明なしだし、細かいSF描写っぽいことをやるとかえって突っ込みやすくなるというか、何とでも言い訳できる手がなくなっちゃうのがなー。

そういや、結局サーシェスは国連軍側には死んだことにされているようだが、ひょっこりそのうち出てきそうではあるな。

3月29日 第25話「刹那」

まさかコーラサワーが生きていたとは。 グラハムは無理やり出てきていきなり相打ちだしΣ( ̄□ ̄ それにしても詰め込みすぎだ。戦闘の展開が速すぎる。

なんだかティエリア以外全員マイスターがいなくなってしまったわけで第2期はどうなるのでしょう。天上人が全部消えました、と思ったらもっと上の人々(イノベーターねえ。ベタに人の革新、か。)が次の敵に、って分かりやすい展開にするのはどうなんだろうか。最初のコピーが「破壊と再生」なのでこれから再生かと思ったらそうでもないみたいだしなー。ただ、ソレスタルビーイングのおかげで世界がひとまず統一されました、に全く説得力がないのが気になるぞ。いなくなったらまた元通りになりそうなものだし、残ってる擬似太陽炉を基にした冷戦が続かない理由が全くない。どこもソレスタルビーイングが実質的に滅びていることは把握していることだろうし。

コーラサワー、グラハム、セルゲイ、ソーマ、あたりのキャラが立ちすぎてる悪人ではない人たちが新主役だと思っておくことにします。意外と非常識な展開になってきたので後期がちょっと楽しみに。あれだとほぼ全員生死不明扱いで誰が出てきてもおかしくないわな。


10月6日 第2シーズン開始にあたって

ここで今のところ00について個人的に良いと思っている点と悪いと思っている点と期待したいことをまとめておく。

良いと思っている点
悪いと思っている点
期待したいこと

問題は(家族に占拠されているため)まだ録画したものを見られていないのに明日からしばらく外出続きなことだ。正直、前期のコードギアスとマクロスフロンティアが最初から最後まで面白すぎたので今年のアニメ生活は充分かなーと思わなくもない(笑)

10月13日 第1話「天使再臨」+第2話「ダブルドライヴ」

まとめて。

相変わらずいいところも悪いところも変わらない雰囲気だなあ。とりあえずサジ君は情報操作にものすごく弱そうだということは分かりました。セルフツッコミが入ってる意味不明な強制労働とかマントの動きが真空中かどうか怪しいところとか自乗って単位は何だよとか、中途半端に描写に力を入れるせいで相変わらず細かいところが気になるぜー。

まずアロウズとソレスタルビーイングで仲間集めからなのねえ。相変わらず目標がはっきりしないまま続くので注目点が分かりにくい。とりあえず現在の地球連邦が第1期のメインキャラ総出で気に入らない状況だというのは分かったがその後どうするのかの出口戦略が分からなくもやもや感。

2009年2月1日 第17話「散りゆく光の中で」

ようやく42話まで来て強烈な展開が来たが、ED曲後が蛇足かなあ。前の23話とか24話とかでもそうだけど演出での散り際が長すぎる感がある。まーガンダムで父を嫌うのは伝統ですよね。

正直、テーマ的どんでん返しが欲しいところです。Destinyでの「役割」コードギアスでの「仮面」といったものすごい無茶が印象を残しているので。

今回のエレベータ大破壊で、メインケーブルへのダメージがどれくらいあったのかが全くわからないのが気になるな。本体さえ無事なら何とかなる。パージしたのはダメージコントロールだろうし(塊で折れて中央にダメージが来ないよう弾き飛ばしたように見える・ダメージ箇所より上の部分はそのままのはず・静止軌道以上のウェイトバランスをたためば静止軌道ステーションは安定可能)。そしてまたしても共通の敵展開なのだがどう落ちをつける気なのか。4ヵ月後とまた時が流れるのでどうなっているやら期待と不安が。

あと、第1部のときにも書いたとおり、デュナメスの超長距離狙撃能力を一度見せてしまっているのが、1回目のメメントモリ攻略戦を含めて、見てて何だかなー感を増幅している感。どうも角度と距離の怖さを色々なアニメの製作者は古来から甘く見ている気がする。10km先を打ちぬくって精度は異常だから。

2009年3月8日 朝日新聞「ガンダムの科学」

以前に書いたとおり、無重力は客を楽しませるためですよねー。

本編はますます口頭で動機等を全部説明っぷりが嫌になるレベルでねえ。

2009年3月15日 第23話「命の華」

飽和攻撃はいいよね!ハマーンが最初にやってきたときのガザのビームの嵐は良かったよ!とか思うけど艦に特攻させる意味が全く分からん。固定砲台があれだけ有効風に描写されてるなら、あの数なら普通にやればよいだろうに。つーかプトレマイオス2堅すぎ。

あと相変わらず第1期のヴァーチェ部品同様、宇宙ではふわふわするという勘違いを助長させてるのが気になる。破片は各種方面に飛び散るだろうよ。ヴァーチェに関してはGNドライブが重力制御を行うなんていう文をあとで設定で見たのである意味あり、とも解釈できたのだけれど。

00の魅力は戦闘描写だと最初期からアピールしていたわりにはどうもな。最後の10分でまで台詞の意味を逆転させてきたコードギアスの例(「撃っていいのは〜」)もあるので最後の2話で何かシナリオでの感心もありうることもあるのだがどうなることやら。

2009年3月30日 第24話「beyond」第25話「再生」

私は奇跡でごまかすのは嫌いなんだが。真のGN粒子の力で、とかいきなりやらかしてホント面白くない。会話の時の演出もおかしくってさ。たとえばビリーとスメラギが自由について語るならせっかくアザディスタンとかやっててんだからそういうシーンを映像のみでいいから挟むなりして作品内での積み重ねを示してほしいよ(問題はスメラギは中東に長居していないことだが)。その手の挿入は結局アンドレイのときだけだもの。それもセルゲイ死亡時のときと同じ繰り返しで意味の追加には何一つなっていなかったし。

「わかりあうこと」がテーマのようでいて、刹那達は基本的にすれ違いってのはどうなんだろうな。コーラサワー大勝利!なのだけれど。最後結局リボンズと戦うしかなかった点についてはソレスタルビーイングは汚れ役ですから、で終了なのかね。

極悪非道のアロウズとリボンズの図が第2期中ずっと続いた上、中の有志が立ち上がるって、いまどきそんなの? っていうがっかり感が残ったな。時空を超えてあなたは一体何度我々の前に立ちはだかってくるというのだ!イオリアシュヘンベルグ! っていうのがぴったり来るような展開ばかりずっと続いてしまったし。善玉役も悪玉役も内面含めて分かりやすい内容のままシャッフルも変容もなし。マリナやカタロンの皆さんなんかは物語的に最悪で放浪や出会いで変わったわけでもないとかもうね。 最後までずっと説明台詞が続きすぎてがっかり。どうして登場人物は親切に全部内面や行動意図を独り言で説明してくれるんだい?

近頃、長期演出で一番良かったのは、マクロスフロンティアでシェリルが3ヶ月くらい劇中でろくに歌わせてもらえない(さよならコンサート以降は見舞いシーンのみ)上にいろいろと絶望に沈んだところで歌を取り戻すというあたりだったと思っている。しかもその間に異常に中の人が上達している上、さらに新曲(ノーザンクロス)はストーリーに歌詞がリンクしているのに、何度目かにフルで流したときの歌詞の仕掛けまである大傑作。せっかくの週刊連載式なのだからこういう時間的しかけはいいよね。

ガンダムとは関係なさそうな話をしたが。というわけで、第2期でよかった点は第1期で浮いていたサジとルイスの長い積み重ねのためにサジの行動と台詞に実感がこもるところだと思う。刹那の「迎えに行こう、ルイス・ハレヴィを!」が後期一番の名台詞だと思った。終盤のアニューとかフェルトとか振りが短すぎて。

軌道エレベータが結局ブレイク・ザ・ピラー以降出番がなかったのが寂しい。

結局実は大して科学的に言っているわけではないくせに細かい荒捜しと曲解が得意なうるさいだけの連中の言うことを聞きすぎて、良くないところを潰そうとしたけどやっぱり残りつつ、良いところが大してないままの凡作、っていう落ちだね。無難にまとめようとするあまり人間関係の組み換えをしようとしない志の低さが一番がっかり。オマージュやらなぞりやらやっても元を超えてしまおうという情熱が感じられなかった。 欠点潰しは優先順位を下げるべきだよ。今回の製作指揮者は無能。

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